中小企業こそサイバー保険が必要な理由──自動車事故の現場から見えた“気づかない損害”という共通点──
- 0222 アイエスエム
- 2025年12月16日
- 読了時間: 4分
はじめに
最近、サイバー攻撃に関するニュースをよく見かけるようになりました。
「大企業が狙われた」という話は昔からありますが、実は今、中小企業のサイバー事故が急増しています。
私は保険代理店として、自動車事故や火災、賠償事故など、さまざまなトラブルの現場に立ち会ってきました。
その中で気づいたのは、“気づかないうちに損害が広がっている”ケースがとても多いということ。
そしてこの構造が、サイバー事故と驚くほど似ているんです。
今日は、私が実際に経験した自動車事故の話を交えながら、中小企業がサイバー保険を検討すべき理由をお伝えします。
■ 自動車事故で気づいた「見えない損害」の怖さ
あるお客さまが追突事故に遭われたときのことです。
修理工場から届いた見積を見て、私は違和感を覚えました。
「なんだか、やけに金額が高いな…」
詳しく確認してみると、今回の事故とは関係のない“昔の損傷”まで一緒に修理しようとしていたんです。
もちろん、工場側に悪気があるわけではありません。
ただ、車の状態を見て「ここも直したほうがいい」と判断しただけ。
でも、保険としては“今回の事故で壊れた部分だけ”が対象です。
もし私が気づかなければ、お客さまは知らないうちに余計な損害を負担するところでした。
このとき改めて思いました。
「事故って、本人が気づかないところで損害が広がるんだな」
そしてこの構造は、サイバー事故にもそのまま当てはまります。
■ サイバー事故も“気づかないうちに広がる”
サイバー攻撃というと、「大企業だけの話」「うちは狙われるほどの会社じゃない」と思われがちです。
でも実際は逆で、中小企業のほうが狙われやすいと言われています。
理由はシンプルです。
セキュリティが弱い
IT担当者がいない
バックアップが不十分
外部委託が多い
つまり、“入りやすいところから狙う” ということなんです。
そして怖いのは、サイバー事故の多くが
気づかないうちにデータが抜かれていた
気づかないうちにウイルスが広がっていた
気づかないうちに業務が止まっていた
という “気づかないまま被害が進む” タイプだということ。
これはまさに、先ほどの自動車事故と同じ構造です。
■ 中小企業で実際に起きている被害
私が最近耳にしたケースでも、
従業員のPCがウイルス感染
社内ネットワークに広がる
データが暗号化されて業務停止
復旧に数百万円
取引先への連絡・謝罪
信用低下
こういった流れが増えています。
特に復旧費用は高額で、「払えないから廃業」 というケースも珍しくありません。
■ サイバー保険は“会社を止めないための保険”
サイバー保険というと、「なんとなく難しそう」「ITの話はよくわからない」という声をよく聞きます。
でも本質はとてもシンプルです。
サイバー保険は、会社を止めないための保険。
補償されるのは、例えばこんな内容です。
データ復旧費用
業務停止による損害
専門家の対応費用
取引先への賠償
情報漏えい時の対応
つまり、「もしものときに会社が動けなくなる」 という最悪の事態を防ぐための備えです。
■ 私が大切にしているのは“気づかせること”
保険の提案というと、「売り込み」「営業トーク」というイメージがあるかもしれません。
でも私は、“気づかせること” を大切にしています。
自動車事故のときも、お客さまは“見積の違和感”に気づいていませんでした。
サイバー事故も同じで、多くの方が「うちは大丈夫」と思っているだけで、実際はリスクがあります。
だから私は、まずは現状を知ってもらうために“軽いチェック” をおすすめしています。
■ まずは軽くチェックしてみませんか
サイバー保険に入るかどうかは、もちろん会社ごとの判断です。
ただ、「自分の会社がどれくらいリスクがあるのか」これを知らずに放置するのは危険です。
チェックといっても、難しいことは何もありません。
PCの台数
バックアップの有無
クラウドの利用状況
セキュリティソフトの有無
この程度で十分です。
もし気になるようでしたら、今の状態がどれくらいリスクがあるかだけ、軽くチェックしておきます。
おわりに
自動車事故の現場で学んだ「気づかない損害の怖さ」。
これはサイバー事故にもそのまま当てはまります。
中小企業こそ、“気づかないうちに広がるリスク”に備える必要があります。
サイバー保険は、会社を守るための大切な選択肢のひとつです。
気になる方は、お気軽にご相談ください。




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